2012年3月24日土曜日

ファイトケミカル「抗酸化物質」

ファイトケミカル―がんと戦う抗酸化物質―

ここ近年、がんを含む生活習慣病に効果のある食品として、ファイトケミカルという言葉が脚光を浴びています。ファイトケミカルとは簡単にいうと「抗酸化物質」のこと。動けない植物が太陽の有害物質や外敵から自分の身を守るために産出する物質で、私たちの体に入ると抗酸化力を発揮し、体を酸化させるフリーラジカル(活性酸素)から細胞を守り、がんや老化を防いでくれます。

ファイトケミカルは、野菜や果物の苦み、辛み、香り、色素などの成分に含まれ、栄養素というよりも薬効効果に優れ、その数は現在認知されているだけでも1万~1万数千種類あるといわれています。
 代表的なものとしてよく知られているのは、トマトやすいかのリコピン、にんにくのアリシン、大豆のイソフラボン、緑黄色野菜のβーカロチン…などでしょう。

がんは悪性新生物とも呼ばれ、1981年から日本における死因のトップとなり、今なおトップの死亡率を持つ疾患です。体を構成する細胞の異常が原因と考えられ、細胞の異常発生の要因の一つとして、「体の酸化」が指摘されています。

私たち人間は酸素を吸い、二酸化炭素を吐き出して呼吸をしています。酸素は体にとってなくてはならない大切な要素ですが、体に入った酸素の約2パーセントがフリーラジカルという体を酸化させる原因となる物質に変化します。

この変化した数パーセントのフリーラジカル撃退に効果を発揮するのが、ファイトケミカルを多く含有している野菜や果物、そして魚油に含まれるオメガ3脂肪酸のドコサヘキサエン酸(DHA)とエイコサペンタエン酸(EPA)などです。

体の細胞をつくるのは食べ物。そしてまた、体内に発生した異常細胞の働きを食い止めるのも食べ物。がん発生と食べ物との関係は深く、がん要因の1/3は食べ物に由来するといわれています。
   
私たちの体は約60兆個といわれる細胞で構成され、細胞は約6カ月ごとに生まれ変わっています。新しく生まれ変わった細胞を酸化から守るためにも、ファイトケミカルが期待できる食品を上手に取り入れ、免疫力を高めましょう。免疫力がつくと、自然治癒力が高まり、少々のことではバテない体力がつき、病気や老化から体を守ってくれます。


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